− FA分野のIT革命 −
少し前のメールマガジンで見かけた話ですが、このところよくニュースになる
医療ミスへの対策として、バーコードを用いたチェックシステムを導入することが
検討されているとのこと。具体的にどのような形で運用することになるのかは
知りませんが、おそらく患者の情報をバーコード化してベッドにでも貼っておき、
看護婦さんが携帯バーコードリーダーでチェックして、点滴なり注射をするような
ことになるのでしょうか?
コンビニ方式と呼ばれるらしいですが、確かにセブンイレブンのおでんの値段を、
バーコードでさっと読み取る店員さんを初めて見たときは、うまくできてる
と感心したものです。バーコード表に”ちくわ”とか”こんにゃく”といったおでん
の名前(文字)だけでなく、写真が貼ってあるのもポイントですね。
ところで、FAの分野でも、バーコードを用いたシステムはいろいろと導入されています。
最終的に出荷される製品にはもちろんのこと、原材料の一品一品にまでバーコードを貼付して
在庫管理システムを構築している工場もあります。
ここまでやると、さらに生産ラインにおけるチェック(この製品のためにはこの原材料でいいのかというような)
用としてもバーコードを活用することが考えられています。
しかしながら、バーコードを利用するといっても、
システムにどのように取り入れて運用するのかを決定するのは、大変難しい問題です。
どのような情報をバーコードに載せるのか、いつ誰に発行してもらうのか、
バーコードリーダーに持たせる機能はどこまで必要かなど、まさしくSEの腕の見せどころと言えるでしょう。
我々としても、バーコードのようにFAの分野におけるITの重要な武器となってくれそうな機器に関しては、
その活用例をいろいろ勉強していかなければ、と思っています。
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